「Simple Amazon」はWordPressでAmazonの商品を表示する事が出来るプラグインです。
「Simple Amazon」のベースとなっているのは、「wp-tmkm-amazon」というプラグインです。このプラグイン、良くできていると思うのですが、すでに開発が止まってます(最近、有志により開発が進められているっぽいです)。
加えて、php5で使用するとエラーを吐いたり、自分にはあまり必要ない機能もあったので、書き直させてもらいました。
そうして出来たのがこの「Simple Amazon」です。
インストール
- ダウンロードした zip ファイルを解凍します。
- simple-amazon フォルダを wp-content/plugins フォルダに転送します。
- cache ディレクトリのパーミッションを 777 (または707) にします。
- 管理画面から simple-amazon を有効化します。
- プラグインの管理画面に移動して、「Access Key ID」と「Secret Access Key」、「アソシエイトID」を入力します。Access Key ID と Secret Access Key は http://aws.amazon.com/ で取得してください。
- 必要に応じて「オプション設定」を設定します。
- 記事本文中にAmazon.co.jpの商品詳細ページのURLをコピペするだけAmazonの商品情報が表示されます。各テーマの PHP ファイルに
<?php simple_amazon_view('ASIN', 'domain'); ?>
(domainは省略可能)と記載することでも表示出来ます。
基本的な使い方
記事本文中にAmazonの商品詳細ページのURLをコピペするだけで以下のようにAmazonの商品情報が表示されます。
また、以下のように直接ASINを指定しても動作します。(ただしAmazon.co.jpの場合のみ。)
[code lang=”text”]<amazon>ASIN</amazon>[/code]
ここで、ASIN はAmazonのASINに置き換えて下さい。
ショートコードによる表示
以下のようにショートコードでも商品情報を表示させることができます。asin
で表示させたいAmazonの商品のASINを指定します。
[code lang=”text”][sa asin="4883377245][/code]
以下のように word
でキーワードで指定することもできます。
[code lang=”text”][sa word="WordPress"][/code]
asin
と word
を同時に指定した場合は asin
が優先されます。
ショートコードのカスタマイズ
/include/sa_view_class.php の 39行目以降にある $regexps[] を追加・編集することで、商品情報を表示させるためのコードを追加・変更できます。以下のような正規表現を利用して「ASIN」と「商品名」を取り出しています。
[code lang=”text”]ASINを指定する部分(必須): (?P<asin>[A-Z0-9]{10,13})
商品名を指定する部分(任意): (?P<name>[\S]+)[/code]
たとえば、wp-tmkm-amazonとの互換を保ちたい場合は以下の行を追加します。
[code lang=”php”]$regexps[] = ‘/\[tmkm-amazon\](?P&lt;asin&gt;[A-Z0-9]{10,13})\[\/tmkm-amazon\]/’;[/code]
PHP関数としての使い方
Simple AmazonをPHPの関数として呼び出す場合は、テーマファイル等に以下のように記載します。
[code lang=”php”]<?php simple_amazon_view( $asin, $domain, $template ); ?>[/code]
$asin
は Amazon の ASIN です。
$domain
は Amazon のドメイン (ca, de, es, us, fr, it, jp, uk, au, br, in, mx, tr, ae, sg) です。この項目は省略可能です。省略した場合は WordPress の wp-config.php に設定されている WPLANG に合わせたドメインが設定されます。
$template
は表示の際に使用するテンプレートです。この項目は省略可能です。
使用例
以下は WPLANG に jp が設定されている場合の設定例です。(日本語版を使用している場合は通常 jp が設定されていると思われます。)
Amazon.co.jp にある、ASIN が 4883377245 の商品を表示させたい場合。
[code lang=”php”]<?php simple_amazon_view(‘4883377245’); ?>[/code]
Amazon.co.uk にある、ASINが B000BMUVKQ の商品を表示させたい場合。
[code lang=”php”]<?php simple_amazon_view(‘B000BMUVKQ’, ‘uk’); ?>[/code]
Amazon.co.jpにある、ASINが B000Z5N4EO の商品を商品名だけ(sa-title.php)で表示させたい場合。
[code lang=”php”]<?php simple_amazon_view(‘B000Z5N4EO’, ‘jp’, ‘sa-title.php’) ?>[/code]
カスタムフィールドを使って表示
あらかじめ、テンプレートのAmazonの商品を表示したい場所に以下のように記載します。
[code lang=”php”]<?php simple_amazon_custum_view(); ?>[/code]
実際に商品を表示するには、記事を作成する際に「カスタムフィールドを追加:」で「amazon」を選択し、値に商品ページのURLを入力します。「カスタムフィールドを追加」ボタンをクリックして完了です。
改行で区切ることで複数の商品を一度に表示することが出来ます。
商品リストの表示 (停止中)
商品リストを表示します。もっというと、ItemSearchのオペレーションを実行して、その結果をリストする関数です。
利用するにはあらかじめテンプレートのAmazonの商品リストを表示したい場所で以下の関数を使用します。
[code lang=”php”]<?php simple_amazon_list_view( $params, $domain, $styles ); ?>[/code]
$params
はProduct Advertising APIのリクエストパラメータがそのまま使えます。より詳しい内容は Product Advertising API の APIリファレンス -> オペレーション -> ItemSearch のページを参照してください。
$domain
は Amazon のドメイン(ca, cn, de, es, com, fr, it, ja, uk, javari.jp)です。この項目は省略可能です。省略した場合は WordPress の wp-config.php に設定されている WPLANG に合わせたドメインが設定されます。
$styles
はリスト表示する際のタグなどを指定することが出来ます。設定出来る項目は以下のようになっています。この項目は省略可能です。
imgsize | 設定出来る値は small / medium / large の3つ。デフォルトは small です。 |
---|---|
before_list | リストの前に付く文字列。デフォルトは <ul> です。 |
after_list | リストの後ろに付く文字列。デフォルトは</ul> です。 |
before_li | リストの各項目の前に付く文字列。デフォルトは <li> です。 |
after_li | リストの各項目の後ろに付く文字列。デフォルトは </li> です。 |
show_thumbnail | 画像を表示するか否か。表示する場合は true、表示しない場合は false を指定します。デフォルトは true です。 |
show_title | タイトルなどの文字列を表示するか否か。表示する場合は true、表示しない場合は false を指定します。デフォルトは true です。 |
設定例
以下は WPLANG に ja が設定されている場合の設定例です。(日本語版を使用している場合は通常 ja が設定されていると思われます。)
本 – コミックカテゴリの商品のタイトル(画像なし)を売れている順番でリストする場合。
[code lang=”php”]<?php
$params = array(‘SearchIndex’ => ‘Books’, ‘BrowseNode’ => ‘466280’);
$styles = array(‘show_thumbnail’=>false);
simple_amazon_list_view($params, null, $styles);
?>[/code]
DVDカテゴリの商品の画像だけを売れている順番でリストする場合。
[code lang=”php”]<?php
$style = array(before_list=>'<ul class=”clearfix”>’,’show_title’=>false);
$params = array(‘SearchIndex’ => ‘DVD’, ‘BrowseNode’ => ‘561958’ );
simple_amazon_list_view($params, null, $styles);
?>[/code]
テンプレート機能
テンプレートファイルを作成して /template にいれることで、出力される商品情報のHTMLを変更することが出来ます。表示するテンプレートは管理画面で変更できます。
テンプレートファイルで使える変数などは /template/sa-default.php を参照してください。
ダウンロード
- Simple Amazon Ver.8.0.1 @github
- PHP8.2に対応。
過去のバージョン
- Ver.8.0 @github (リリースノート)
- Ver. 7.0.1 @github (リリースノート)
- Ver.6.0.1 (リリースノート)
- Ver.6.0 (リリースノート)
- Ver.5.4 (リリースノート)
- Ver.5.3.4 (リリースノート)
- Ver. 5.2 (リリースノート)
- Ver. 5.1.2 (リリースノート)
- Ver. 5.1.1 (リリースノート)
- Ver. 5.1 (リリースノート)
- Ver. 5.0 (リリースノート)
- Ver. 4.0 (リリースノート)
- Ver. 3.2.1 (リリースノート)
- Ver. 3.2 (リリースノート)
- Ver. 3.1 (リリースノート)
- Ver. 2.0.7 (リリースノート)
- Ver. 2.0.6.1 (リリースノート)
- Ver. 2.0.6 (リリースノート)
- Ver. 2.0.5 (リリースノート)