藁が余っていたので憧れのわら人形を作ってみました! お化け屋敷や肝試しにオススメのアイテムです。できれば観賞用でお願いします。
呪いの必須アイテム、わら人形。誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。本格的なわら人形は紐を巻く本数が決まっていたりするらしいですが、観賞用なのでそれなりのものができればいいってことで! 重要なのはきっと気持ちを込めること☆
今回は五寸釘との相性も良い、全長20センチほどのわら人形を作ります。手にしっくりくるちょうど良いサイズです。
わら人形の作り方
用意するもの
- わら:適量
- 紐:2〜3mくらい(今回は凧糸を使用)
- ハサミ
- 定規等
わらが手に入らない場合はわらに似たそれっぽい素材で問題ありません。紐は今回は凧糸を使いましたが、麻紐や赤い紐なんかも相性が良いかと思います。
わらの量
わらの量の目安は、ぎゅっと握った時の直径が1.5〜2cmくらいだとちょうどいい感じ。パスタひと束よりもちょっと細いくらいです。
準備
紐は先に20〜30cmくらいの長さに切っておくと作業が捗ります。本数は12本くらい用意しておけばOK。
1. 腕部分を作る
まずはわら人形の腕の部分を作ります。
わらの端を揃え、端から1〜2センチくらいの所を何回か巻いて縛ります。ほどけないように丸結び2回、心配なら丸結び3回で。余った紐は切り取ります。
最初に縛った所から10センチくらいの所を同じように縛ります。
2ヶ所縛ったらザクッとカット。
先ほど縛った場所の間、2ヶ所を縛ります。
これで腕部分は完成です! 結ぶ場所ですが、手でにじにじやると紐を動かせるのでだいたいで問題ないです。
2. 顔の部分を作る
先ほど作った腕はひとまず置いておき、今度は頭(体側)を作ります。
腕の時と同じように、わらの端を揃えて端から1〜2cmのところを縛ります。その結び目の隣、2〜2.5cmくらいの所をもう一回縛ります。これが顔の部分になります。
3. 腕を挟み込みつつ胴を作る
2ヶ所結んだら、わらを半分(前後)に分けます。
先に作った腕を挟み込みます。
腕を挟んだらその下を縛ります。
2〜2.5cmほど下をもう一回縛ります。
ここまででこんな感じ。これで胴までができた状態です。
4. 足の部分を作る
わらを左右に半分にわけます。
ヒザのあたりを縛ります。上の結び目からの距離は4〜5cmくらい。
もう片方のヒザ部分も同じように縛ったら、今度は足首部分を縛ります。こちらもヒザからの距離は4〜5cmくらい。
両足縛った状態。ここで全体を見てバランスを整えます。
腕を含め、こんな感じで微調整可能です。
縛り終わったら余ったわらをザクッとカット。
ほぼ完成の段階まできました。
5. 胸の部分を縛る
胸の部分が「X」になるように縛ります。無くても問題ありませんが、あった方がわら人形らしさがアップする印象です。あと、腕がしっかり固定できます。ここは50cmくらいの長い紐で縛るときれいにできます。
6. これで完成!
これでわら人形の完成です!
裏返した図。結び目は全部後ろにまとめてみました
別の作り方・わら以外の素材などなど
腕を後で付ける方法
今回は腕を胴体部分に挟み込む方法で作りましたが
腕と胴体を別々に作り、最後に腕を結びつける方法も有り。でも腕を後で付ける方がちょっと縛りにくいかも。挟み込む方法が案外簡単&出来上がりがきれいなのでおすすめです!
わら以外の素材
わらが手に入らないという人も多いはず。紙紐で作ってみましたが悪くないです。この他、ススキ等の草を刈り取って乾かしても使えるんじゃないかと思いますよ!
ついでに:丑の刻参りの方法
「やるなよ! 絶対にやるなよ!」というわけで丑の刻参りの方法です。
丑の刻参りの方法は諸説ありますが、我らがバイブル「地獄先生ぬーべー」のコミックス5巻に収録されている「丑の刻参りの巻」から抜粋しました。
服装と手順
- ワラ人形に憎い相手の毛を入れる
- 白装束を着る
- 1本歯の下駄をはく
- 胸に鏡を下げる
- 顔を赤く塗る
- 頭に鉄輪(鍋や釜をのせる3本足の台)を逆さにかぶり、小さな松明を立てる
- 丑の刻(午前1時-3時までの間)に神社に参拝し、人形を神木に釘で打ち付ける
- これを7日続ける
ハードル、たけぇ……
魔除けやお守り、キーホルダーなんかにいいかも!
わら人形は文化祭・学園祭のお化け屋敷や肝試しの小道具にうってつけ! その他、キーホルダーにしたり、定期入れなんかに付けておけば落とした時もなんかすぐ帰ってきそうな気がします。やったね!
ちなみに、部屋に置いておくと自分で作ったのにもかかわらずかなりギョッとします。なんだろうこの存在感。人を呪わば穴二つ。けっして悪用(むしろ正しい使い方)はしないようにして下さいね☆