36種類のアレルゲンに対する反応を調べられるアレルギー検査を受けてみました。費用やアレルゲンの種類等、まとめです。
アレルギー検査
何科に行けば受けられる?
「アレルギー科」のある病院・医院でやってもらえる場合が多いです。アレルギー科は小児科、内科、皮膚科、耳鼻科、眼科、呼吸器科に併設(併記)されていることが多いので探してみましょう。私は肌荒れ(湿疹、かぶれ)でアレルギー科が併記してある皮膚科を受診した際に検査をお願いしました。
検査費用:保険適用で5,000円くらい
検査費用は4,782円。保険点数(診療報酬点数)は1点で10円なので、検査:1,594点 x 10円 = 15,940円、15,940 x 0.3(3割負担) = 4,782円で算出。
検査費用は受診した病院や医院によって異なる場合があります。また、別途初診料・再診料がプラスされるので費用は参考まで。
保険適用されるかどうか、子供はできるかどうか
アレルギー検査は保険適用される場合とされない場合があるとのこと。症状が出ている場合は保険適用(治療扱い)、症状は出ていないが検査をして欲しいという場合は保険適用外となる模様。このあたりは医師の判断が大きいかと思います。
私の場合は、皮膚科の待合室で「保険適用となるアレルギー検査です。お子様も検査できます。」と書かれたポスターを発見。「ポスターを見たんですけども」と医師に聞いてみたところ「あ、じゃあやってみる?」という感じで即検査となりました。
検査方法
腕からの採血による血液検査です。通常の血液検査と同じく、注射器1本(5ml程度)の採血で済みます。
検査できるアレルギー物質(アレルゲン)
今回の検査で調べることができたアレルゲンは以下の36種類。
※印はアレルギー検査サービスを提供している会社のサイトを参考に注釈・詳細を付けました。
- ヤケヒョウダニ
- ハウスダスト1 ※ダニ・ペットのふけ・昆虫・真菌などの混合アレルゲン
- ネコ皮屑 ※ネコのフケ
- イヌ皮屑 ※イヌのフケ
- カモガヤ ※身近に多数繁茂しているイネ科の植物
- ブタクサ ※秋の花粉症の代表
- ヨモギ ※秋の花粉症の代表
- スギ
- ヒノキ
- ハンノキ(属) ※全国に自生、スギにやや先行して花粉を飛散させる
- シラカンバ(属) ※北海道での花粉症に多い
- ガ
- ゴキブリ
- カンジタ
- アルテルナリア ※ススカビ。壁などにスス状に生えるカビの一種でアレルギー性鼻炎・気管支喘息の原因
- アスペルギルス ※コウジカビ。お風呂場・絨毯の裏・畳・エアコンの他、パン・まんじゅう・ケーキ類などにも発生。気管支喘息の原因
- マラセチア(属) ※体に常在する真菌。喘息やアトピー性皮膚炎の悪化因子
- ラテックス ※医療用手袋・炊事用手袋・ゴム風船などに使われている天然ゴムの成分。成分が似たタンパク成分を含むバナナ・キウイ・クリ・アボカドなどでアレルギーが出る場合あり
- 卵白
- オボムコイド ※卵白中のタンパク成分の一つ。熱や消化酵素の影響を受けにくく、加熱してもアレルギーを起こす性質が変わらない
- ミルク(牛乳)
- 大豆
- ピーナッツ
- 小麦
- ソバ
- 米
- 鶏肉
- 牛肉
- マグロ
- サケ
- サバ
- エビ
- カニ
- キウイ
- リンゴ
- ゴマ
陰性・陽性
アレルギー反応は陰性が0、擬陽性は1、陽性は2-6という数値で表されます。数値は目安ですが、数値が大きくなるほどアレルギー反応も大きくなります。
非特異的IgEとは
全体的にみてアレルギー体質かどうか、現在なんらかのアレルゲンに反応しているかは非特異的IgEの項目に数値がでます。それぞれのアレルゲンに対する反応は特異的IgE、それに対してアレルギー全般に対する反応が非特異的IgEです。ここの数値はその時の体調等によっても変化があるそうです。
非特異的IgEの基準範囲は7歳以上-大人が170IU/mL以下、1歳未満:20IU/mL以下、1-3歳:30IU/mL以下、4-6歳:110IU/mL以下。症状がひどいと1,000IU/mLを越える人もいるとか。
検査結果が出るのにかかる時間
多くの所で数日、遅くても1週間ほどで結果が出るようです。私が行った所でも土日を挟んでも1週間かかりませんでした。
そんな感じ
ありがたいことに今回の検査結果ではアレルギー反応が全く出ないという快挙を達成。湿疹が出やすい・咳が長く続きやすい(咳喘息の診断有り)という体質なのですが、アレルギー体質ではなかったようです。花粉症および花粉が疑われた今回の肌荒れですが、アレルギー性ではなく、なにかに触れたことによるかぶれのだった模様。
これは記事にしてみなさんに紹介を! と意気込んだのですが、まさかのオールグリーン。アレルギー検査結果のサンプルとしてわかりにくくてすみません……
その昔、皮下注射のアレルギー反応検査を受けたことがあるのですが、それがすごく痛かった……それに比べて今の検査の簡単さに驚きました。こんなに簡単に36種類ものアレルゲンを調べられるなんて!
というわけでアレルギー検査はそんな感じでした。気になっている方の参考になれば!
参考
GeneLife Genesis2.0 Plus ジーンライフ 約360項目の総合遺伝子検査キット
- メーカー:ジェネシスヘルスケア株式会社
- カテゴリ:ヘルスケア&ケア用品