昨年行った「富士総合火力演習」、略して「総火演」について、実際に行ってみた感想を交えつつ、まとめていきたいと思います。今年初めて総火演に行こうと思っている人もこれで勝つる!
そもそもの始まりは、妹君からもらったチケットでした。家族の名前で応募したら、なんと2枚も当選したとのことなので、ありがたく1枚たまわり、急遽、総火演観覧の運びとなりました。
総火演については、陸上自衛隊のウェブサイトで以下のように説明されています。
正式名称は、「富士総合火力演習」と言います。通常、「そうかえん」と略されて呼ばれる事が多いようです。富士総合火力演習・そうかえんとは
陸上自衛隊が行う演習の一つで、静岡県御殿場市の東富士演習場で実施されます。一般公開の演習は、陸上自衛隊が行うイベントの中で最も人気があり、戦車やヘリコプター、様々な火砲などによる実弾射撃を間近に見る事ができます。
観覧するには入場券が必要で、抽選により入手する事ができます。
つまりは、陸上自衛隊の実弾演習を見ることが出来る数少ないチャンスというわけです。ただ、誰でも見る事が出来るというわけではなく、総火演を見るには応募して当選する必要があります。その倍率は21年度で平均25倍。
チケットには以下の4種類があります。
- 青少年券・駐車場券付き
- 青少年券・駐車場券無し
- 一般券・駐車場券付き
- 一般券・駐車場券無し
「青少年券」は29歳以下限定で利用出来るチケット。「駐車場券付き」はその名の通り、総火演の会場近くの駐車場を利用出来るものです。
倍率としては「青少年券・駐車場券無し」が最も低く、「一般券・駐車場券付き」が最も高いみたいです。駐車場券付きのチケットは倍率200倍とか。。
チケット1枚で4人まで入場出来ます。また、青少年券でも4人の中に1人でも29歳以下の人がいれば入場することが出来ます。
今回もらったチケットも「青少年券・駐車場券無し」でした。自分は三十路なので、現地で妹の友達を借りて入場しようか、と言う話もあったのですが、よくよく考えたら関根が29歳以下だった……!
会場に向かう
さて、今回入手したチケットには駐車券が付いていないので、会場へは公共交通機関を駆使して行かなければなりません。
とりあえず御殿場駅までいけば、御殿場駅と会場とを繋ぐシャトルバスが出ているので、ベストなのは御殿場駅周辺で宿を取ること。しかし、自分達が動き出した頃にはすでにどの宿も埋まっている状態でした(チケットの当選を当て込んで前もって予約してる人もいるかも?)。
そこで今回は、御殿場線の始発駅でもある沼津駅周辺で宿を取ることにしました。宿泊したのは駅前から歩いて5分もかからない場所にある「三交イン沼津駅前」。二人で6,000円。朝食付きだったのですが、朝が早くて食べられなかったのが心残りです。
始発駅を選択した理由は、確実に乗車するため。公共交通機関を使う上で何よりも恐ろしいのは「ドアは開いたけど、もう満車で乗ることが出来なかった」という状況です。
その点、始発駅の始発の電車ならば、スタートは皆同じです。総火演まで1ヶ月を切った8月に入ってからでも普通にホテルの予約を取ることが出来た事から考えても、競争率はそれほど高くない!(かも?)
御殿場線ではSuicaは使えないと言う情報があったので、往復乗車券を購入。帰りも電車を使うつもりならば、往復乗車券の購入を強くおすすめします。理由はまた今度。
時間は5:40。沼津駅構内ではそれほど人が多いという印象は受けなかったのですが、電車内はすでに座席が埋まり、立っている人がちらほらいる状態でした。
この後、6:00の出発までの間にもう少し人が乗ってきました。出発後も駅に止まる度に人口密度が高くなり、御殿場駅に着く頃には身動きがとれない状態に。始発なのに。
6:30。御殿場駅に到着。電車を速やかに降り、迅速かつ冷静に富士山口のバス乗り場へ向かいます。出口が分からなくても、流れに身を任せていれば自ずと目的のバス乗り場に着きます。
案内のハガキには「シャトルバスの運行は7:00から」とあるので、「バスの時間までここらでちょっと一息」といきたいところですが、そんなことをしているとシャトルバス・ステージで大幅な後れを取ることになり、始発電車のアドバンテージが失われることになります。トイレは会場に着くまで我慢して下さい。
今回は総火演初参加と言うこともあり、素直にシャトルバスを利用したのですが、バスではなくタクシーで会場入りするという手もあります。会場までは3,000円ほどらしいので、4人で乗れば750円/人。アリっちゃアリです。実際、何グループかがタクシー乗り場から会場に向かっていました。
会場まではバスで20分ほど。バスに乗り込んでしまえば、後は会場に着くのを待つだけです。
と言う感じ
というわけで、今回は沼津駅から御殿場駅、そして、会場入りするまでをトレースしてみました。会場入りするまではとにかく流れに身を任せることです。
ちなみにホントに良い席を取りたい人は、始発どころか、夜中のうちにタクシーで会場入りして開門まで待機しているらしいです。気合いの入り方が違うぜ。。