前々から(数年くらい前から)「実は除雪作業で使うには最高なんじゃね?」と思っていた菅笠。先日、ホームセンター「ムサシ」の資材館で資材を求めてグルグルしていたところ、500円でお釣りが返ってくる値段で菅笠が売られていたので、「これは買うしかねー!」と、勢い余って買ってしまいました。
みなさんは除雪作業をするとき、どんなスタイルで雪原という名の戦場に向かいますか。防水機能がありそうなコートやレインウェア? でも、フードが小さくて、頭の上で溶けた雪がウェアの中に入ってくるんですけどっ! てか、顔面が雪まみれなんですけどっ! 冷たいんですけどっ! なんて経験ありませんか。
そこで菅笠ですよ。
まさにジャパニーズ・トラディショナル・レインウェアであり、アジアン・トラディショナル・レインウェアでもある菅笠。
アオザイと笠の国ベトナム(偏見)で作られた信頼の一品。ぶっちゃけこれを「菅笠」というのかよくわからないのですが、ここでは便宜上「菅笠」で押し通します。
ご覧のように笠は帽子と同じように頭に載っているものなので、横を向くときにもフードのように視界を妨げることがありません。もちろん、両手もフリー。
また、耳も塞がれないので、車や除雪車が近づいてきても、お母さんにお昼に呼ばれてもすぐに分かります。「ごはんだよ!」「え?」「ごはん!!」「なにぃ?」という不毛な会話も減ることでしょう。
このように笠と頭の間にタオルを挟み込むことも可能。夏の日差し除けにも使えます。そもそもの通気性が良いので、フード蒸れともこれでさよなら。菅笠でこれまでにない快適な除雪ライフ始めましょう。
でもお高いんでしょう?
いえいえ、それが今ならなんと、台座も付いて498円(税込)の衝撃プライスでのご提供です! ムサシで。
ちょっと改造
改造というか、ちょっと頭に合わなかったので手を加えました。
この菅笠、笠と台座がなんとビニタイ(針金をビニールでコートしたもの。お菓子の袋やコードをまとめるのによく使われてるアレ)で止められています。しかも、末端が内側を向いているので、このままかぶるとビニタイが頭に刺さって痛いっ。
というわけで毛糸で結び直し。ホントはたこ糸が良かったのですが、手元に毛糸しかなかったので。
結び方は適当です。とりあえずほどけなきゃいい。
試着。万事良好。
よりよい装着感を求めてアゴヒモを太いものに変えたり、ヒモの色を変えたりしてオリジナリティを演出する事も出来ます。マヂおしゃれ。
この冬は菅笠をかぶりこなして、レインコート姿で震えながら除雪してるあのコに差をつけちゃえ☆