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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

シュールストレミングを食べてみた – 副菜はなにをどれくらい?

夏のシュールまつり

 シュールストレミングを食べるには必須の副菜。どんな副菜をどれくらい用意したら良いのか、実際に食べてみた経験も踏まえてまとめてみたいと思います。

 シュールストレミングを食べるには、それなりの副菜の準備が必要です。今回、シュールまつりを開催するにあたって、どのような副菜をどのくらい用意したら良いのか調べてみたのですが、あんまりピンと来るものはありませんでした。
 なので、副菜集めは若干手探り気味でした。

用意した副菜

夏のシュールまつり

 まずは、パン。フランスパンを2本と、ライ麦的なパン(名前不明)。そして、クリームチーズとスライスチーズ。
 ライ麦的なパンはPascoの「スペシャル・セレクション」とかいうやつで、普通よりもちょっとお高いパンでした。イメージに合うパンがこれしか無かったので。

 が。シュールに合わせるのはこんなお洒落臭いパンじゃなくて良いです。1斤99円とかで売られている食パンでまったく問題ありません。1人1斤割り当てるくらいでちょうど良いと思います。1斤あればシュール2、3枚は処理出来るはず。
 フランスパンは、かみ切るのに時間がかかるのであんまり良くなかったです。かみ切ろうともごもごするほどに、シュールの香りが周辺に充満します。

 また、シュールは食べずにパンを食べる(フッチーのような)不届き者が出るので、パンは多めに用意しておくのがお奨めです。食べきれなかったら翌日の朝食に回せば無問題。

 チーズ類は、とりあえずクリームチーズがガチ。バターやマーガリンの代わりにクリームチーズをパンに塗ったくって使います。それだけ押さえれば、後は何でも良いです。

夏のシュールまつり
ザルに入っている大量の白いものはタマネギのスライス。脇にあるのはトマト(関根家自家製)。

 トマトは輪切りにした方がパンに挟みやすくて良いです。
 タマネギはサラダ用のタマネギを4玉用意したのですが、実際には2玉もあれば十分でした。。また、サラダ用は味も香りも薄いので、使うなら普通のタマネギの方が良いと思います。余った場合も普通のタマネギの方が使い出があります。(シュールまつりで余ったタマネギはあとでジンギスカンに使ったのですが、水分が出まくってジンギスカンスープみたいになりました。。)

夏のシュールまつり

 茹でたジャガイモ。一人2個くらいの割り当てで用意しました。

 ジャガイモにシュールを乗っけて食べる事を試みたのですが、これが予想に反してすげぇイマイチ……じゃがバタみたいなスタイルだと、シュールとジャガイモをそれぞれ別に口に入れることになり、かなり厳しい戦いになります。

 「これは正直ハードル高すぎだろ……」と思っていたのですが、後でよくよく調べてみたら、ジャガイモはマッシュしてシュールと一緒にパンに挟むのが正解だったらしいです……なるほど、それならいけるかも……

夏のシュールまつり

 用意した飲み物は、炭酸水、牛乳、お茶、ジンジャーエール。ジンジャーエールは人気がありました。でも、もうちょっと辛い方がシュールには合うかも。そして、案外牛乳がいけます。アルコールは用意しませんでしたが(ウォッカはシュール洗浄用)、ビールとか良いのかも?
 あと、炭酸系は飲んだ後にゲップが出るので要注意。のど元過ぎたシュールがゲップによってよみがえります。

夏のシュールまつり

 @yu_horiさんが差し入れてくれたデザート。白と黒の寒天をまぜまぜして食べるとお口の中でカフェ・オ・レになるという、ねるねるねるねの魔女もびっくりなデザートだ!
 こちらでは特にデザートは用意していなかったのですが、こんなデザートがあるととても和みます。思った以上にシュールと「戦っていた」ことを認識させられました。

まとめ

夏のシュールまつり

 というわけで、シュールを食べる際の副菜をまとめてみたいと思います。

パン

 ヨーロッパ風のライ麦的なパンが良く合いそうな気がしますが、スーパーで売られている最安値の食パンで問題ありません。案外消費するので、一人一斤割り当てる気持ちで。パンがなくなってシュールが残るよりも、シュールがなくなってパンが余る方が後処理も簡単です。

クリームチーズ

 パンにクリームチーズ塗っておけば、あとはもうなんでもいいです。それくらい強力です。食パン3、4斤あたり1つ(200gくらい)あれば良いかと。シュール汁がパンに浸透して、知らないうちに手が冒されていた……という事態を防ぐ効果もあります。
 バターやマーガリンでも同様の効果は期待出来ますが、暖かいところにおいておくと溶けちゃうので、夏の屋外での食事会には向いていないかもしれません。

 もやしもんでは「ブラーナ(山羊のバターにクリームとシナモンを加えたもの)」が出ていますが、山羊のバターなんて田舎のスーパーでは手に入らないぞ!

タマネギ

 タマネギは薄くスライスしたものをパンに挟んで食べます。2人で1玉もあれば良いと思います。
 赤タマネギがいいらしいのですが、田舎ではそんなしゃれたものを手に入れるのはなかなか難しいので、普通のタマネギでOK。サラダ用ではなく、普通のタマネギがお奨め。

ジャガイモ

 ジャガイモは茹でたものをシュールと一緒にパンに挟んで食べます。あらかじめマッシュしておくとパンに挟みやすいです。他の食材もあるので、1人2個くらいあれば良いかも。シュール苦手な人はジャガイモ増量してシュールを薄めちゃえ☆

その他の食材

 その他、トマトや各種チーズなどを用意しておくと、味に飽きなくて良いと思います。臭いはもうどうにもならないので諦めましょう。
 あと、今回は試していないのですが、案外、すっぱい食材が合う予感。レモン汁とか用意しておくと良いかもしれません。すっぱいものではないですが、大葉なんかも合うかも? ただ、大葉自体クセのあるヤツなので、実際シュールと合わせたらどうなるかは未知数。

 基本的に、サンドイッチの具材として使えるものはだいたい使える、と考えて良いと思います。いや、むしろ逆に考えるんだ。サンドイッチの具材にただシュールが加わるだけだと。

飲み物

牛乳、炭酸水あたりが基本。ただ、炭酸水は飲み慣れないと抵抗があると思うので、コーラやジンジャーエールあたりが無難かも。酒は今回誰の飲まなかったのでよく分かりません。アクアビット(ジャガイモの蒸留酒)と一緒に食べるのが定番らしいですが、ビールも合うとか。

デザート

 口直しにグレープフルーツやパインなどのフルーツや甘いデザートなどを用意しておくと感謝されます。どこからともなく出現したグレープフルーツは口直しに最適でした。あまりに最適だったので、「これひょっとしてシュールと合わせたらいけるんじゃね?」と血迷って挟んで食べてみたのですが、それは微妙でした。量を調節したら、あるいは良くなるかも。

次回は後片付け

夏のシュールまつり

 始まりがあれば終わりがある。まつりが終われば、後片付けが必要。というわけで次回は後片付けの仕方について。まああんまり参考にならないかもしれませんが、一応。

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