2000年に発売された缶入りカップヌードル「TimeCan(タイムカン)」がついに賞味期限切れを迎えたので、食べてみることにしました。2000年と2010年のカップヌードルの奇跡のコラボレーション!
「TimeCan」の開缶の儀はこちら。
せっかくなので、現在販売されているカップヌードルと比較してみようと思い、急遽、コンビニでカップヌードルをゲトってきました。
右が2000年のカップヌードル、左が2010年のカップヌードル。パッと見た目には全く同じものに見えます。
ラベル。2010年版のラベルからは「やけどに注意」と「電子レンジ調理不可」のアイコンが消えています。その代わり、原材料などのフォントが大きくなっています。
2010年版の注意アイコンは「移り香注意」のアイコンがプラスされて、カップの側面に移動していました。
さらに、2010年版にはアレルギー表示が追加されています。
2010年版は底の高台が高くなっています。
また、2000年版のカップヌードルはまだ発泡スチロール製の容器であるのに対して、2010年版は紙容器に変わっています。この変更は2008年に行われていました。変わってないようで意外と変わっているものですね。
日清食品株式会社(社長:安藤宏基)は、「カップヌードル」レギュラーサイズ全9品の容器を、[1] 地球環境への配慮、[2] 必要情報の分かりやすい表示、[3] 品質の向上のため、これまでのポリスチレン容器から、紙で出来た「ECOカップ」へ変更致します。日清食品:会社情報:ニュースリリース
では、いよいよ開封といきましょう。
ぺりぺりっと。
やはり、2000年版はちょっと古い匂いがするかもしれない…いつかのせんべいの時に体験したあの鮮烈なクレヨン臭ほどではないですが。
あと、2000年版の麺が上に上がっているのは、たぶん、取り出すときにガシャガシャ振ったためと思われます。。
主な具の比較。
明らかに違いが分かるのは、海老。全体に2000年版の方が海老が大きいです。そして、肉。2000年版の肉は、今となっては貴重な謎肉(ダイスミンチ)なのです。
また、2010年の卵の方が鮮やかな黄色をしているように見えますが、これは2000年版の卵が古くなっているせいかもしれません。何とも言えません。
お湯を投入。
3分待機。
フタを止めるためのシールは今となっては当たり前の存在ですが、2000年版にはついていませんでした。
完成!
2000年版。謎肉か…何もかも懐かしい…
こちらは2010年版。コロチャー。変更された当時は「えー。」と思いましたが、食べてみたらこれはこれでと言う感じ。まあ、そんなにカップヌードルを食べてないので、それほど思い入れもないのですが。
さて、食べ比べてみた感じでは、謎肉はハンバーグ、コロチャーはステーキという感じです。謎肉はかみしめるほどに塩辛さがにじみ出てくる。コロチャーは本物の肉っぽいです。
全体に、2010年版の方がより食材本来の姿に近くなっているような感じがしました。
2000年版は、ちょっと古いテイストがありましたが、まあ、食べられないほどではありませんでした。いけるいける。
と、食べ進めていたところ、異変が。
なんか容器に黄緑が…
これは容器に張り付いたネギなどでは断じてない!明らかに容器に染みこんでいるぞ…!
これには賞味期限切れ耐性のあるicoroさんもさすがに危険を感じたため、スープは残すことにしました。(しかし麺と具はしっかり食べたのであった。)
というわけで、ごちそうさまでした!10年後も(概ね)変わらぬおいしさでございました!ちょっとくらい古い味がしたくらいの方が、10年の長さが感じられて良いんだぜ。
あれから数週間経過していますが、現在の所、特に体に不調は生じておりません。なのでたぶん大丈夫です。はい。
ついでに。
コンビニにシーフードヌードルもあったので、買って来ちゃいました。てへ。
主な具。手前の白い食材はホタテ。コロチャーと同時期に追加されました。
シーフードヌードルも美味しいですね。生姜の味を強く感じたのですが、こんなもんだったでしょうか。まあ、美味しいのでよろしいです。