2009年7月22日に屋久、悪石島、奄美で皆既日食が見られるというのはテレビでもちょくちょく報道されているので、知っている人も多いかと思いますが、当然、その日は新潟県でも部分日食を見ることが出来ます。天気が良ければ。
日食とは何か、という詳しい説明は国立天文台にお任せしたいと思いますが、とりあえず、太陽が月によって全部隠されるものを「皆既日食」、太陽の一部しか隠れないものを「部分日食」、月の周りから太陽がはみ出して見えるものを「金環食」と言います。
そして、2009年7月22日に新潟で見えるであろう日食は後者の「部分日食」です。「なんだ、部分かよ」とちょっと残念に思うかもしれませんが、食分(太陽の直径がどれくらい隠れるかという割合)は最大0.686(68.6%)。図で表すと以下のような感じです。
これ、結構隠れますね。
また国立天文台の「日食各地予報」では、どのように日食が進むか、図で確認することが出来ます。新潟の場合は以下のような感じ。
これによると、新潟では9:55:24に日食が始まり、11:09:53に最大の日食を迎え、12:24:41に日食が終了します。その間の時間 2:21:17。ほんの数分の出来事なのかと思っていたのですが、かなり長い時間観察できるんですねぇ。
日食の観察にはやはり「日食グラス」が欲しいところ。と思って検索してみたら、Amazonで日食グラスの予約販売が始まってました。。さすがAmazon。
また、日食中は、地面に映る木漏れ日に欠けた太陽の形が映し出されるそうです。
これは面白い。葉と葉の隙間がピンホールと同じ効果を生んで太陽の形が地面に映し出されるみたいです。日食自体よりもこっちの現象の方が見てみたい。
日食グラスで太陽を見上げるのも良いですが、下を見ると別の感動がありそうです。
さて、そうなると気になるのが天気。
gooの「天気出現率」によると新潟県の7月22日の天気出現率は
- 晴れ 40.0%
- 雨 33.3%
- 曇り 26.7%
となっており、晴れの確率が若干高め。まあ、雨と曇りの割合を足すと60%なわけで、空が隠れている可能が高い、とも言えるのですが。勝負は五分五分といったところでしょうか。あくまでも過去の天気からはじき出された統計データでしかないので、目安程度に。
なんにしても一大天文イベントです!晴れることを祈ってます!