越後豪農の館「田巻邸椿寿荘」。
その3はお待ちかねの庭編です。
庭は枯山水とのことだったので砂に模様が描いてあるあれだと思ったのですが、岩などだけで水があるかのように表現した庭を枯山水と呼ぶのですね。ひとつ賢くなりました。。
サンダルが置いてあるので庭へ出ることができます。
さっそく庭を回ってみました。
もみじもあるので紅葉すればものすごくきれいだと思います。
苔むした岩がきれいです。色づいて落ちた葉が苔の緑に映えています。
庭には祠があります。その奥には蔵と石組みの五重塔。
「仏道の理にのっとり、須弥山を表した石組みの五重塔。祠は松井角平による作」とのこと。
ベンチも置いてありましたが、苔を踏んでしまうのがもったいなくてそこまで行けませんでした。
ベンチの後ろにあるのはイチョウの木。枝が切ってあったので気になっていたのですが、今年になってから切ったのだと売店の方が教えてくれました。「せめてこの秋が終わってからにすればよかったのに」とも。枝を切った理由は売店の方も知らない様子でした。庭を見ているとたしかにもったいない感じがしました。
庭から戻って中からまた眺めます。
「館内の説明をご希望の方はこのボタンを押してください」と書かれ、そして玄関にあるようなチャイムのボタンが。
押したらピンポーンと鳴って職員の方が来てくれちゃうんじゃないかという雰囲気ですが、録音された解説がスピーカーから流れます。
そして今回びっくりした心遣い。
庭が一番良く見える場所に、なんとホットカーペットが敷いてありました。電気でぬくぬくです。
最初は「え、、雰囲気が、、」と思ったのですが、これに座ったらもうその心地よさから抜け出せなくなります。庭を眺めるために開け放ってあるので気温は外と同じくらいでけっこう冷えます。これは紅葉の時期にはうれしいです。
ここに座って、じっくりと、そしてまったりと庭を眺めることが出来ます。館内の説明のボタンを押してからここに座って解説を聞くのがオススメです。
庭にあるもみじが紅葉したときは格別だと思います。売店の方によると、椿寿荘の紅葉の時期は他と比べて少し遅いそうです。11月4日に行ったのですが、まだ色づき始めといった感じでした。11月の中旬から下旬にかけてが見ごろかと思います。
そんな感じの椿寿荘。庭が良く、そして建物も見所が多くて良かったです。
紅葉の時期には少し早かったのですが、それでもすごく良い場所でした。つつじの時期も良いようです。あと、雪が積もったときの風景も良さそうだともいました。冬もカーペットがあったら最高。
北方文化博物館から好きになった豪農の館。庭って素敵です。
めぐりたくなってきました。
豪農の館 田巻邸 椿寿荘
所在地 | 新潟県南蒲原郡田上町大字田上丁2402-8 |
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開館時間 | 9:00-16:00 |
休館日 | 年末年始 |
入館料 | 大人 300円 小中学生 200円 |